2012/03/04

順風女子「ひなまつり」


今回はやっとこのカテゴリでブログが書けます。このブログは音楽とコントとデザインの3本柱で成り立っているので、実際観に行って来たコント公演の感想もどんどん書いていきたいです。

順風は男女に分かれて年に数回コント公演をやっているコントユニットです。故林広志さんという戯曲作家さんが全面的にプロデュースを行っているようで、"ライブコントマーケット"なんていうフレーズが印象的です。親近感というか、カジュアルなイメージを持ちます。「ちょっと散歩がてらコントでも見てくるね」っていう気軽さとでも言いましょうか。

3/3はひなまつりということで、女子チーム「順風女子」としての公演でした。会場はとってもアットホームな雰囲気で、メンバーの方々が直接ひなあられを配ってくれたり、ドリンクが飲めたりして、女の子のひなまつりパーティーに呼ばれたような感じがしました。そう、BGMもひなまつり仕様だったのです。

席に置かれているチラシや今日の公演のパンフなんかを見ながら開演を待つのですが、このパンフが全手書きで素晴らしい。文字から感情がダイレクトに伝わってきます。というか、今まで自分が見て来たコント公演のパンフのコメントは手書きが多かったような…。"手紙"って感覚が近いのかな。もうね、文字から面白さがジワジワ伝わってくるのです。

1つ5分ほどのコントが9本。騙されているのは分かっているけど信じたくなくてもがく女子、合コンにかける本気具合が恐ろしいアラフォー女子、強烈なキャラクターで圧倒される歌のおねえさん、失礼きわまりないデパートアナウンス、引きこもりがちで夢見がちな女の子の一夜限りのステージ、三人官女の雛壇井戸端会議、バースデーサプライズをばらしてしまうサプライズをかます女子など、まさに女子ならではのコント。不条理というより、素直に幸福感に満ちていて、笑えて気持ちが温かくなる要素が満載。計6人の役者さんのキャラクターが際立っていて見ていて本当に楽しかったです。

そしてBGMで流れていたひなまつりの曲は役者さんが子供になりきって(!?)歌ったのだそうで、それが分かってからというもの、ずっと一人でニヤニヤ笑っていました。なんなんでしょうね、この鼻のあたりから発するような声…(笑)。でも今日の公演を自分なりにテーマソングを考えてみるとしたら、Heavenlyのこの曲になりました。なんとなく全力で突っ走っている感じが似合っています。

次回は男子チームによる「順風男子」の公演。今からとっても楽しみです。

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