2013/03/04

Blue


Blue / Sitting on the Sofa (A West Side Fabrication)

スウェーデンのネオモッズなギターバンド、ブルーのアルバム。これはいつか聴いてみようと思ってずっと買わずにいたバンドの一つ。残念ながら今では超お安く転がっているCDだけど、内容はすごくいい。なんでもっと早く聴かなかったんだろうって。

1曲目からスタカン以外何者でもないモッズ魂炸裂な曲をかましてくれます。元気いっぱいなホーンセクション、ポールウェラーに憧れつつも熱くなりきれないヴォーカル、叩きまくりのドラムがアルバム通してかなりはっちゃけてくれてる。でもそこはスウェーデンのバンド、ポップでキャッチーにまとめてくれているから安心して聴けるところが好感。とにかくハジけた曲が多くて、けっこう一辺倒じゃない?って気もしてくるけど、仕事帰りに夜道ヘッドフォンしながら聴くとすごく気持ちがいいんです。よくがんばったね、お疲れ様!って言われてるみたいな。それが金曜日だったらもう帰ってすぐに缶ビールプシュッとしますね。後期オーシャンカラーシーンが本気っぽくて苦手な自分には、やっぱりこのブルーのアルバムがしっくりくる。

ところでこのバンド、ブルーと言っておきながらジャケはレッド、フォントはイエローで3原色を表現してるところがニクい。ヴィジュアル面で一切青を使ってないんです。だって、ブルーって言って青を使わないはずがないのに…。こういう捻ったセンス大好きです。

でもひとつ気になるのは彼らのバンド名表記。こういう仕事してるとどうでもいいところに目がいくんですね。

まずはジャケット。はい、小文字で"blue"。いいね。インパクトのある赤バックだからフォントはシンプルで主張のないものがいいです。






背帯。あれ、"Blue"。大文字+小文字(キャップ&ロー)で書いてある。どうしたことだ、フォントも変えちゃってる。全小文字だと見つけづらいから変えたのかな。






盤。おいおい、"BLUE"って全大文字!ここで表記の3兄弟勢揃い。わざとなのか?もう見れば見るほどこういった細かいところの統一感のなさが気持ち悪くてイライラする。本物のブルーはどれなのかはっきりしてほしい。実は買ってからすぐに表記のばらつきに目が行ってしまったんです。職業病ですね。




まぁそんなものも音を聴けば吹き飛ぶんだけど。…でも大事なことなんです。


You Tube Label Site

PAGE TOP